アンカーの充電器でApple Watchを充電できない原因と対処法|確認ポイントを解説

スマートウォッチを磁気充電器に正しく置きケーブルと電源を確認するイメージ

Ankerの充電器でApple Watchを充電できないときは、Ankerというブランドだけで故障と決めつけず、Apple Watch用の充電部があるか、磁気面が密着しているか、電源が届いているかの順に確認します。電源アダプタが正常でも、iPhone用の充電面だけではApple Watchの充電部として使えない場合があります。

まずは充電器の型番と取扱説明書を確認し、次に置き方、ケーブル、電源、Apple Watch本体を切り分けましょう。この記事では、充電マークが出ない、残量が増えない、しばらくすると止まるといった症状別に対処法を解説します。

まず結論:Ankerの充電器でApple Watchが充電できないときの確認順

Apple Watchが充電できないときは、次の順番で確認すると原因を絞り込みやすくなります。

  1. Apple Watch用の磁気充電器または対応する充電モジュールがあるか確認する
  2. Apple Watchの背面と充電器の磁気面を合わせ、ケースや汚れを取り除く
  3. ケーブル、Ankerの電源アダプタ、コンセント、USBポートを確認する
  4. 完全放電の可能性を考えてしばらく待ち、必要なら強制再起動する
  5. 別の正常なApple Watch磁気充電器で試し、充電器側か本体側かを分ける

Appleの案内でも、充電器と電源の接続、Apple Watchの置き方、背面と充電器の清掃、別のケーブルや電源アダプタでの確認が基本になっています。Apple Watchの電源が入らない場合や充電されない場合も参照してください。

症状 考えられる原因 最初にすること
磁石がうまく合わない 置く面の違い、ケースやバンドの干渉、汚れ Apple Watch用の面を確認し、ケースやバンドを外して置く
充電マークが出ない 電源が届いていない、接続が緩い、完全放電 コンセントからUSB端子まで順番に差し直し、しばらく待つ
充電中に残量が増えない 温度、充電上限、ケーブルや充電器の出力 涼しい場所で設定を確認し、別の正常な組み合わせで試す
iPhoneは充電できるがApple Watchはできない スマートフォン用の面とApple Watch用の面を取り違えている 製品仕様でApple Watch専用充電部の有無を確認する

Ankerの充電器がApple Watch対応か確認する

Ankerには、USB電源アダプタ、Apple Watch用の磁気充電器、iPhoneやイヤホンもまとめて充電する3-in-1製品などがあります。形が似ていても役割は同じではないため、製品名や型番からApple Watch対応を確認してください。

Ankerの電源アダプタだけではApple Watchを充電できない

USB-CやUSB-Aの電源アダプタは、接続したケーブルや充電器へ電力を供給する機器です。Ankerの電源アダプタにApple Watchを近づけても、磁気充電の機能がなければ充電は始まりません。Apple Watch用の磁気充電ケーブルや、Apple Watch用モジュールを備えた充電スタンドと組み合わせて使います。

Appleは、Apple Watchの充電に付属の磁気充電ケーブルまたはUSB-C磁気高速充電ケーブルを使うよう案内しています。他社製品を選ぶ場合も、Made for Apple Watchバッジの付いたMFi認証取得充電器かどうかを確認すると安心です。

3-in-1充電器はApple Watch専用の面を探す

3-in-1充電器のiPhone用マグネット面や、イヤホン用の平らなパッドは、Apple Watch用の磁気充電部とは別です。Apple Watch用の丸い磁気面、専用ホルダー、または充電ケーブルを通すための台座があるかを確認します。

製品によっては、Apple Watchホルダーだけが用意され、磁気充電ケーブルは付属していないものもあります。その場合は、ホルダーへ対応ケーブルを取り付けない限り、Apple Watchを置いても充電できません。取扱説明書で「Apple Watch用充電器が付属するか」「純正ケーブルが必要か」「電源アダプタが別売りか」を確認してください。

急速充電はケーブルとアダプタの条件も見る

充電できるかどうかと、急速充電できるかどうかは別の問題です。Appleの案内では、対応モデルで高速充電するにはApple Watch磁気高速充電USB-Cケーブルと、互換性のあるUSB-C電源アダプタが必要です。対応モデルや地域による違いもあるため、詳しくはApple Watchの高速充電についてを確認してください。

「20W」「30W」といった数字だけで、すべてのApple Watchが急速充電になるわけではありません。ケーブルが高速充電対応か、電源アダプタがUSB Power Deliveryに対応しているか、充電スタンド側が対応しているかを組み合わせで確認します。

Apple Watchと磁気充電器の置き方を見直す

充電器が対応品でも、Apple Watchの背面と磁気面が少し浮いていると充電が始まらないことがあります。いったん次の手順で置き直してください。

  1. Apple Watchを充電器から外し、背面と磁気面を柔らかく乾いた布で確認する
  2. Apple Watchの背面を磁気充電器へ向ける
  3. 充電器の中心とApple Watchの円形の充電面を合わせる
  4. 文字盤に充電を示す稲妻アイコンが表示されるか確認する

ケースやフィルムを外して密着を確認する

Apple Watch用ケースや背面保護フィルムが厚い、端まで覆っている、磁石に干渉する素材が使われていると、充電器との距離が開く場合があります。まずケースとフィルムを外した状態で試し、充電できるならアクセサリの形状や対応表を確認してください。

充電器の表面に保護シールが残っている場合も、取り除いてから使います。背面や充電器に水分、ほこり、皮脂が付いていると密着しにくくなるため、電源から外してから清掃してください。

バンドや置き方が角度に影響する場合

バンドを付けたままスタンドへ置くと、バンドの厚みや形でApple Watchが傾くことがあります。大きいケースのモデルや、硬いバンドで磁気面が水平にならない場合は、バンドを外して平らな場所に置いて確認します。

3-in-1製品では、Apple Watchのバンドがイヤホン用パッドや台座に当たり、時計が磁気面から浮くこともあります。Apple Watch用の面だけを使う状態にして、ほかの機器をいったん外すと切り分けやすくなります。

Ankerの電源・ケーブル・ポートを切り分ける

磁気面が正しく合っているのに充電できないときは、電源の入口からApple Watchまでを一つずつ確認します。複数の条件を同時に変えると原因が分からなくなるため、変更したものをメモしながら試すと便利です。

コンセントからUSB端子まで差し直す

  1. 別の機器で通電を確認できるコンセントへ、電源アダプタをしっかり差し込む
  2. Ankerの電源アダプタとケーブルの接続を確認する
  3. 充電器側のUSB-CまたはUSB-A端子を奥まで差し込む
  4. Apple Watchを置き直して、稲妻アイコンを確認する

USB-CケーブルをUSB-Aポートへ無理に合わせたり、接触が不安定な変換アダプタを間に挟んだりすると、充電が安定しない場合があります。ケーブルとポートの規格が合っているか、製品の説明書で確認してください。

付属アダプタと別のポートを試す

Ankerの充電ステーションには、製品によって推奨される電源アダプタの出力があります。付属アダプタがある場合はまずそれを使い、別売りのアダプタを使う場合は取扱説明書に記載された入力条件を満たしているか確認します。

複数のポートを持つ電源アダプタや充電ステーションで、スマートフォンやイヤホンも同時に充電していると、接続機器によって出力配分が変わることがあります。Appleも、複数ポートやUSBハブなどでは出力が低下する可能性を案内しています。トラブルの切り分けでは、Apple Watchだけを直接接続して試してください。

USBハブ・パソコン・車載ポートを一度避ける

パソコンのUSBポート、USBハブ、車内の充電ポートは、専用のUSB電源アダプタと比べて出力や接続状態が異なります。そこで充電できないからといって、すぐApple WatchやAnker製品の故障とは判断できません。壁のコンセントに接続した対応アダプタで試してから、ほかの電源へ戻します。

Apple Watch側の状態を確認する

充電器と電源に問題がなさそうでも、Apple Watchの残量が完全になくなっていると、すぐには画面が表示されないことがあります。Appleの案内では、完全放電時は充電器に接続したまま、充電マークが表示されるまで最大30分かかる場合があります。

完全放電なら30分ほど待つ

Apple Watchを正しい向きで充電器へ置き、電源が安定した状態で30分ほど待ちます。赤い稲妻アイコンが出る場合は、電源を入れるには残量が足りない状態です。画面が暗いままでも、数分ごとに外して置き直すのではなく、接続を保ったまま待ってください。

30分経過後も稲妻アイコンが一度も出ない場合は、再びケーブルの接続、充電器の種類、背面の密着を確認します。

反応がないときは強制再起動を試す

別の正常な電源と対応ケーブルを使っても反応しない場合は、Appleの案内に従って強制再起動を試します。サイドボタンとDigital Crownを同時に10秒以上、Appleロゴが表示されるまで押し続けてください。

ボタンを押している間にAppleロゴが表示されたら手を離し、起動後にもう一度充電器へ置きます。ボタン操作を何度も繰り返すより、まず正しい充電器へ接続されていることを確認してから行うのが安全です。

80%付近で止まる場合は設定や温度を確認する

充電マークが表示され、残量が80%付近で止まる場合は、故障ではなくバッテリー充電の最適化や充電上限の設定が関係していることがあります。Apple Watchの「設定」から「バッテリー」を開き、充電に関する設定を確認してください。

本体や充電器が熱くなっている、直射日光が当たっている、極端に暑い・寒い場所にある場合は、充電速度が下がったり一時停止したりすることがあります。風通しのよい場所へ移し、熱い状態で使い続けないでください。異常な熱さ、焦げたにおい、変形がある場合は直ちに使用を中止します。

買い替えを検討するならApple Watch用充電部を確認する

現在使っているAnker製品が、電源アダプタだけ、スマートフォン用のワイヤレス充電器だけ、またはApple Watch用ケーブルを別途取り付けるタイプなら、Apple Watch用の磁気充電部を備えた製品へ替える方法があります。

たとえば、Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)は、スマートフォン、ワイヤレスイヤホン、Apple Watchの3台をまとめて充電する構成で、Apple Watch用ワイヤレス充電部を備えています。Anker公式仕様ではApple Watch用の出力は最大5Wで、付属品や対応条件は製品ページで確認できます。

3台を一か所にまとめたい人で、Apple Watch専用の充電部があることを優先するなら、次の製品も候補になります。購入前に、自分のApple Watchのモデル、充電速度の条件、付属アダプタ、端子、在庫を確認してください。

Anker
ピタッと充電、絡まずスッキリ:マグネット式ワイヤレス充電対応の3-in-1充電器。Qi2対応のスマートフォンに従来のAnker MagGoシリーズの2倍の最大15W出力でワイヤレス充電が可能です。(※ 現在対応している機種は、iOS 17.4以上にアップデートしたiPhone 12以降のモデル のみとなります)

ただし、別の充電器でもApple Watchが充電できない場合は、買い替えだけで解決するとは限りません。先に「別の正常な充電器でApple Watchが充電できるか」を確認し、充電器側と本体側を切り分けてください。

それでも充電できないときの判断

ここまで確認しても充電できない場合は、次の組み合わせで結果を整理します。

試した組み合わせ 結果 考えやすい原因・相談先
別のApple Watch充電器と同じApple Watch 充電できる 元のAnker製品、ケーブル、アダプタの確認・交換を検討する
元のAnker製品と別のApple Watch 充電できる Apple Watch本体側の設定やバッテリーの確認を進める
正常な電源・対応ケーブル・別のApple Watch 充電できない 充電器や電源経路の不具合を疑い、Ankerへ相談する
正常な充電器でも自分のApple Watchだけ充電できない 充電できない Apple Watch本体やバッテリーの点検についてAppleへ相談する

相談時は、Apple Watchのモデル、Anker製品の正確な型番、使っているケーブルと電源アダプタ、表示されたアイコン、試した組み合わせを伝えると状況を説明しやすくなります。製品の保証や購入先が分かる書類も手元に用意しておきましょう。

よくある質問

Ankerの20W充電器だけでApple Watchを充電できますか?

20Wという出力表示だけでは判断できません。Ankerの20W電源アダプタは電力を供給する機器であり、Apple Watchを磁気で固定する充電ケーブルや専用モジュールが別に必要です。高速充電を使う場合は、Apple Watch側の対応モデル、USB-C磁気高速充電ケーブル、USB Power Delivery対応アダプタの組み合わせを確認します。

iPhone用のMagSafeやQi2の充電面でApple Watchを充電できますか?

iPhone用のマグネット面とApple Watch用の磁気充電面は同じとは限りません。3-in-1製品でも、iPhone用の面とは別にApple Watch専用の充電部が用意されています。製品にApple Watch用の磁気充電部があるかを確認し、ない場合は対応するApple Watch磁気充電器を使ってください。

Apple Watchをケースに入れたまま充電できますか?

薄いケースなら使える場合もありますが、ケースの厚み、素材、背面の形状によって磁気面が密着しないことがあります。充電できないときはケースを外して試し、外した状態で充電できるなら、ケースの対応情報を確認します。

Apple Watchが80%から充電されないのは故障ですか?

必ずしも故障ではありません。バッテリー充電の最適化や充電上限が有効になっていると、設定や使用状況に応じて充電が一時的に止まることがあります。Apple Watchの「設定」から「バッテリー」を開き、充電に関する項目を確認してください。高温時も速度が低下することがあります。

Ankerの充電器が熱くなったときは使い続けてもよいですか?

充電中に多少温度が上がることはありますが、触れ続けられないほど熱い、焦げたにおいがする、外装が変形しているといった場合は使用を中止してください。電源から外して冷まし、Ankerのサポートへ製品の型番と状態を伝えます。Apple Watch側が異常に熱い場合も同様に無理に充電を続けないでください。

まとめ:専用充電部・密着・電源の順で確認する

Ankerの充電器でApple Watchを充電できないときは、次の順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。

  • 電源アダプタだけでなく、Apple Watch用の磁気充電部や対応ケーブルがあるか確認する
  • Apple Watchの背面と磁気面を合わせ、ケース、バンド、フィルム、汚れによる浮きをなくす
  • コンセント、ケーブル、USB端子、付属アダプタ、複数機器の同時使用を順番に確認する
  • 完全放電なら最大30分待ち、反応がなければ強制再起動を試す
  • 別の正常な充電器で結果を比較し、AnkerまたはAppleへ相談する

3-in-1充電器へ買い替える場合も、iPhone用の充電面ではなく、Apple Watch専用の磁気充電部があるかを確認することが大切です。Apple Watchのモデル、ケーブル、電源アダプタ、充電器の仕様がそろっているかを確認してから使い始めましょう。

Apple Watch本体のモデル差や対応iPhoneも含めて選び方を見直したい場合は、Apple Watchの選び方を参考にしてください。スマートウォッチ全般の充電や連携の基本は、スマートウォッチの基本機能と選び方でも確認できます。

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