Apple Watchのセルラーに対応するキャリアは?料金・契約方法・選び方を解説

Apple Watchとスマートフォンがモバイル通信でつながるイメージ

Apple Watchのセルラー通信に対応している日本のキャリアは、au、NTTドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクの4社です。iPhoneが近くにない状態でApple Watchから通話やデータ通信を使いたい場合は、対応キャリアの回線と追加サービスを組み合わせます。

ただし、4社のどれかを契約していれば必ず使えるわけではありません。iPhoneの料金プラン、Apple Watchのモデル、申し込み方法に条件があります。料金と契約手順を比較しながら、自分の回線を変更する必要があるのかも含めて確認しましょう。

Apple Watchのセルラーに対応するキャリアは4社

Apple公式の日本向け対応事業者一覧に掲載されているのは、au、NTTドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクです。キャリア名が対応していても、現在利用しているiPhoneプランが対象かどうかは各社の案内で確認する必要があります。

キャリア Apple Watch向けサービス 主な確認点
au ナンバーシェア auの対象回線とGPS + Cellularモデル
NTTドコモ ワンナンバーサービス 対象料金プラン、5G利用時は5G SA
楽天モバイル 電話番号シェアサービス 楽天回線を使うiPhoneと対象プラン
ソフトバンク Apple Watch モバイル通信サービス 対象の主回線とサービス登録

Apple公式も、現在のiPhoneプランでApple Watchのモバイル通信を利用できるかは通信事業者へ確認するよう案内しています。格安SIMやサブブランド、オンライン専用プランは、親ブランドの名前だけで判断せず、契約中のプラン名まで確認してください。

Apple Watchの通信事業者一覧(Apple公式)

キャリア別の料金とサービス名を比較

以下は、各社の公式案内で確認できるApple Watch向けサービスの追加料金です。いずれもiPhoneの主回線料金とは別にかかる金額で、料金プランの月額や通話料まで含めた総額ではありません。料金は2026年10月時点の案内をもとにしています。

キャリア サービス名 追加料金 特徴・注意点
au ナンバーシェア 月額385円 月額利用料55円と子回線基本料330円の合算
NTTドコモ ワンナンバーサービス 月額550円 5G対応Apple Watchで5Gを使う場合は5G SAの契約も必要
楽天モバイル 電話番号シェアサービス 月額550円 Rakuten最強プラン(データタイプは対象外)のiPhone回線が条件
ソフトバンク Apple Watch モバイル通信サービス 月額385円 iPhoneの主回線にApple Watchを登録して使う

追加料金だけを比べると、auとソフトバンクは月額385円、ドコモと楽天モバイルは月額550円です。差額は月165円、1年間では1,980円になります。ただし、主回線の料金、割引、データ容量、通話オプションを含めると比較結果は変わるため、Apple Watchの料金だけでキャリアを決めないことが大切です。

Apple Watchセルラーの契約・設定方法

自分のiPhoneの電話番号をApple Watchでも使う場合は、各社の番号共有・モバイル通信サービスに申し込みます。大まかな流れは共通していますが、契約中のプランや名義によってアプリ・店頭の受付条件が異なります。

  1. iPhoneが対応機種で、契約中の料金プランが対象か確認する
  2. Apple WatchがGPS + Cellularモデルか確認する
  3. iPhoneの「Watch」アプリでApple Watchをペアリングする
  4. 「モバイル通信」から契約中のキャリアのサービスを申し込む
  5. 認証や利用規約の確認を済ませ、モバイル通信の設定を完了する

Apple Watchを購入しただけではセルラー通信は始まりません。通信サービスの登録が完了したか、iPhoneのWatchアプリにモバイル通信の状態が表示されるかを確認してから使い始めましょう。

auはナンバーシェアを申し込む

auのナンバーシェアは、スマートフォンが近くにないときでもスマートフォンの電話番号をApple Watchで使えるサービスです。公式案内では、各種スマートウォッチアプリまたはau Style・auショップから申し込めます。

料金は月額385円で、ナンバーシェア月額利用料55円とナンバーシェア子回線基本料330円の合算です。通話料金やデータ通信料金は、スマートフォンで契約している料金プランが適用されます。

au ナンバーシェア(公式)

NTTドコモはワンナンバーサービスを申し込む

ドコモのワンナンバーサービスは、iPhoneで使っている電話番号をApple Watchと共有するサービスです。Apple Watchの場合は、iPhoneのWatchアプリまたはドコモショップから申し込めます。

ahamoを利用している場合はWatchアプリからの手続きに限られ、法人名義はドコモショップでの手続きが必要です。また、2025年以降に発売された5G対応Apple Watchで5Gを使う場合は、ペアリングしているiPhone回線でワンナンバーサービスと5G SAを契約します。5G SAを申し込まない場合は4G通信になります。

Apple Watchのワンナンバーサービス申し込み方法(ドコモ公式)

楽天モバイルは電話番号シェアサービスを申し込む

楽天モバイルの電話番号シェアサービスは、楽天回線を利用するiPhoneとApple Watchで1つの電話番号を共有するサービスです。月額550円で、申し込みが必要です。

「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は対象外です。自分のiPhoneで利用する場合は、楽天回線のiPhoneとApple WatchのGPS + Cellularモデルを用意し、対象プランであることを確認してから申し込みます。iPhoneを持たない家族向けのApple Watch ファミリー共有とは仕組みが異なるため、用途を間違えないようにしましょう。

楽天モバイル 電話番号シェアサービス(公式)

ソフトバンクはApple Watchモバイル通信サービスを申し込む

ソフトバンクの「Apple Watch モバイル通信サービス」は、iPhoneの主回線にApple Watchを登録して、Apple Watchで音声通話やパケット通信を利用するサービスです。月額使用料は385円です。

申し込みと登録は、Apple WatchをiPhoneにペアリングした後、Watchアプリの「モバイル通信」から進めます。利用中のiPhone料金プランなどの提供条件があるため、画面に表示される対象サービスと契約条件を確認してください。

ソフトバンク Apple Watchの利用開始方法(公式)

キャリアの選び方は現在のiPhone回線を軸にする

Apple Watchのセルラー利用だけを理由に、すぐiPhoneのキャリアを変更する必要はありません。まず現在の回線で対応サービスを申し込めるか確認し、対象外の場合にだけ料金や通信プランを比較するのが現実的です。

1. いま使っているキャリアで契約できるか

現在のiPhone回線がau、ドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクのいずれかなら、最初にその回線の対象プランを確認します。キャリアを変えずに済めば、電話番号、割引、家族回線、メールなどへの影響を抑えられます。

2. 月額385円と550円の差だけで決めない

Apple Watch向け追加料金は月385円または550円ですが、キャリア変更には主回線の月額、端末の残債、各種割引、手続きの手間が関係します。月165円の差より、現在のプランを維持したまま利用できるかを先に見ると判断しやすくなります。

3. サブブランドやオンライン専用プランは個別に確認する

Apple公式の対応キャリア一覧に親ブランドが掲載されていても、すべての料金プランが対象とは限りません。サブブランド、オンライン専用プラン、法人契約、古い料金プランを利用している場合は、契約中のプラン名を伝えてキャリアに確認してください。

4. iPhoneから離れて使う頻度で判断する

外出中もiPhoneを持ち歩く人は、GPSモデルとiPhoneのBluetooth・Wi-Fi接続で足りる場合があります。ランニング、近所への外出、スマートフォンを持ち込めない場面などでiPhoneから離れて通話やデータ通信を使いたい人は、GPS + Cellularモデルと通信サービスを検討します。

GPSとGPS + Cellularの違い

Apple Watchのセルラー通信を使うには、GPS + Cellularモデルが必要です。GPSモデルはiPhoneとのBluetooth接続やWi-Fiを使うモデルで、キャリアのモバイル通信サービスを追加して単独通信させることはできません。

モデル 向いている使い方 注意点
GPS iPhoneを常に持ち歩き、通知・記録・決済を中心に使う iPhoneから離れた場所での通信に制限がある
GPS + Cellular iPhoneを置いて通話やデータ通信を使う 対応キャリアの追加サービスと対象プランが必要

海外で購入したApple Watchを日本で使う場合は、国や地域向けに最適化されたモデルの違いにも注意が必要です。Apple Watchには世界共通のセルラーモデルがないため、日本で購入・利用する地域の対応モデルと周波数帯をApple公式で確認してください。

Apple Watchでモバイルデータ通信を設定する(Appleサポート)

申し込み前に確認するチェックリスト

  • Apple WatchがGPS + Cellularモデルか
  • ペアリングするiPhoneがApple Watchの対応機種・OSか
  • 契約中のiPhone料金プランがApple Watch向けサービスの対象か
  • 追加料金とは別に、主回線の料金や通話料がかかることを理解しているか
  • 本人名義、法人名義、ahamoなど、申し込み窓口の条件に当てはまるか
  • 5Gを使いたい場合、Apple Watchとキャリア側の5G条件を満たしているか
  • 海外購入品なら、日本向けモデルとして通信に対応しているか

特に確認したいのは、キャリア名ではなく「契約中のiPhone料金プラン」です。申し込み画面で対象外と表示された場合は、無理に別のサービスを選ばず、プラン変更の条件や総額を確認してから判断しましょう。

よくある質問

Apple Watchのセルラーは格安SIMでも使えますか?

格安SIMなら一律に使えるとはいえません。Apple公式の日本向け対応事業者はau、NTTドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクです。対応事業者の回線でもプランごとの条件があるため、契約中のiPhoneプランが対象かを通信事業者へ確認してください。

Apple Watch用に別の電話番号を取得しますか?

自分のiPhoneとApple Watchで使う番号共有サービスでは、iPhoneの電話番号をApple Watchと共有する形が基本です。auのナンバーシェア、ドコモのワンナンバーサービス、楽天モバイルの電話番号シェアサービス、ソフトバンクのApple Watchモバイル通信サービスが該当します。家族用の設定は別サービスになる場合があります。

iPhoneが近くになくても使えますか?

GPS + Cellularモデルに対応サービスを設定し、Apple Watchが通信可能な場所にあれば、iPhoneが近くにない状態でも電話やデータ通信を使える範囲が広がります。電源、通信エリア、契約プラン、サービスごとの制限があるため、すべての機能が常に単独で使えるとは限りません。

ドコモでApple Watchの5Gを使うには何が必要ですか?

2025年以降に発売された5G対応Apple Watchでドコモの5Gを利用するには、ペアリングしているiPhone回線でワンナンバーサービスと5G SAを契約する必要があります。5G SAを契約しない場合は4G通信になると案内されています。

まとめ

Apple Watchのセルラー通信に対応する日本のキャリアは、au、NTTドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクです。公式案内上の追加料金は、auとソフトバンクが月額385円、ドコモと楽天モバイルが月額550円です。

選ぶときは、料金だけでなく、現在のiPhoneプランが対象か、GPS + Cellularモデルを用意できるか、申し込み窓口が自分の契約形態に合うかを確認しましょう。キャリアを変更する前に、まず今のiPhone回線で利用できるかを確認し、申し込み前は各社の最新条件とApple公式の対応モデルを照合してください。

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