
ドコモの「いつでもカエドキプログラム」は、端末を返却しなくてもペナルティになる制度ではありません。返却するか、そのまま使い続けるかは選べます。ただし、返却してプログラムを利用しない場合は残価の支払いが免除されず、残りの機種代金を支払うことになります。
この記事では、返却しない場合の支払い、23か月目を過ぎてから返却する方法、郵送前に必要な初期化やデータ移行の注意点を、ドコモの公式案内に沿って整理します。
カエドキプログラムで端末を返却しないとどうなる?
端末を返却しない場合、いつでもカエドキプログラムの特典は利用できません。そのため、24回目に設定された残価の支払いがなくなるのではなく、残価を24分割した「再分割支払金」を24回目以降に支払います。ドコモの案内では、支払回数は47回になるとされています。
たとえば残価が48,000円なら、返却せずに使い続ける場合は、残価を24分割した月々2,000円を24回支払うイメージです。実際の残価や毎月の金額は購入した機種・容量・契約内容で異なるため、My docomoの契約内容で確認してください。
返却しないこと自体に違約金がかかるわけではありません。分割支払いが完了すれば、同じ端末をそのまま使い続けられます。つまり、返却しない選択は「残価を含む機種代金を最後まで支払い、端末を手元に残す」方法です。
ドコモ公式FAQでも、いつでもカエドキプログラムは返却必須ではなく、返却しない場合は残りの機種代金の分割支払いが継続すると案内されています。
返却する場合としない場合の支払いの違い
返却のタイミングによって、支払い不要になる範囲が変わります。特に「23か月目までに返却しないと、すぐに全額請求される」と考える必要はありません。返却しない場合は再分割に移行し、その後に返却する選択肢もあります。
| 返却の時期 | 支払いの扱い | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 1〜22か月目 | 24回目の残価が不要。条件を満たせば早期利用特典の対象 | 早期利用特典の内容は機種や申込み時期で確認 |
| 23か月目 | 24回目の残価が不要 | 利用申込み、返却、査定の条件を満たす必要がある |
| 24〜46か月目 | 返却した翌月以降の再分割支払金が不要 | 申込み後の返却期限と査定結果を確認 |
| 返却しない | 残価を24分割した再分割支払金を支払い、47回の支払いになる | 端末を使い続ける代わりに残価の支払いが残る |
返却する場合は、端末を送っただけでは特典が確定しません。利用者自身がプログラムの利用申込みを行い、ドコモの返却条件を満たした端末を期限までに返却し、査定を通過する必要があります。
支払いの区分や早期利用特典は加入時期・機種によって変わるため、詳しい区分はドコモ公式のプログラム案内で確認してください。
端末を返却する方法と手順
返却には、利用者自身による「利用申込み」が必要です。郵送の場合はMy docomoなどから申し込み、送付キットで端末を返却します。ドコモショップやd gardenなどの店頭窓口で返却できる場合もあります。
- 利用申込みをする:My docomo(Web)または対象の店頭窓口から、いつでもカエドキプログラムの利用を申し込みます。申込み後のキャンセルはできないため、返却する端末と条件を先に確認します。
- 返却用送付キットを受け取る:郵送返却では、申込み後おおむね10日程度で契約者住所に送付キットが届きます。受け取りできないと手続きが完了しないため、登録住所と郵便物を確認します。
- 端末を準備する:データ移行とバックアップを行い、SIM・記録媒体・ケースなどを取り外します。端末の初期化と各種ロックの解除も返却前に済ませます。
- 期限までに返却する:郵送の場合は利用申込みの翌月末日までが返却期限です。公式案内の期限と送付キットの説明を確認し、配送遅延も考えて早めに発送します。
- 査定結果を確認する:指定センターで査定が行われ、結果はメッセージRやSMSなどで通知されます。状態によって故障時利用料が発生したり、適用不可になったりする場合があります。
ドコモの返却手順に関する公式FAQでは、郵送返却の期限、送付キットの受け取り、データ消去やロック解除について詳しく説明されています。
返却前に確認したい注意点
データ移行と初期化を先に済ませる
返却した端末のデータは、利用者自身の責任で移行・消去します。写真や連絡先、認証アプリ、電子マネーなどを新しい端末へ移し、必要なバックアップが終わったことを確認してから初期化してください。
- GoogleアカウントやApple Accountなどのアカウントからサインアウトする
- 「iPhoneを探す」などの端末検索機能や画面ロックを解除する
- ドコモUIMカード、記録媒体、ケースなどを端末から外す
- 決済系サービスの機種変更・再発行手続きを確認する
- 初期化後に個人データが残っていないことを確認する
データを消去できない端末は受付できない場合があります。初期化の方法が分からない場合は、端末メーカーの公式サポートやドコモショップで確認してから返却しましょう。
期限に遅れると違約金の対象になる
郵送返却で期限までに端末の到着が確認できない場合や、送付キットを受け取れず手続きが完了しない場合は、プログラムで支払い不要になる金額と同額の違約金が発生することがあります。返却を申し込んだまま放置するのは避け、キットが届かないときはMy docomoの発送状況を確認してください。
また、利用申込み後はキャンセルできないと案内されています。返却するか迷っている段階なら、先に残りの支払額と端末の状態を確認してから申し込むことが大切です。
端末の状態によって費用が発生する
水濡れ、著しい外観破損、画面割れ、正常に動作しない状態などは、故障時利用料の対象になる場合があります。初期化されていない、改造されている、ネットワーク利用制限がある、基盤が断裂している端末などは受付不可品の例として案内されています。
受付不可品と判断された場合、残価免除などの特典が適用されず、違約金が請求される場合があります。返却前にドコモ公式の返却時注意事項で最新の査定条件を確認してください。
プログラム利用料の案内も確認する
2026年3月5日以降にいつでもカエドキプログラムなどへ加入した個人名義の契約では、利用申込み時にプログラム利用料が必要になる案内があります。金額は機種・容量・加入時期・手続き内容で変わり、条件を満たすと免除される制度もあります。
以前に加入した人や法人名義、いつでもカエドキプログラム+などでは条件が異なる場合があります。自分の契約に表示される利用料と、ドコモ公式ページの現行条件を確認してから返却を申し込んでください。
返却するか使い続けるかの判断基準
返却しないことが一律に損というわけではありません。端末を手元に残したい人は、残価を含む支払いを続けることで同じ端末を使い続けられます。返却するかどうかは、次の3点で判断すると整理しやすくなります。
| 確認項目 | 返却を検討しやすいケース | 使い続ける選択に向くケース |
|---|---|---|
| 端末の状態 | 故障や破損がなく、査定条件を満たせそう | 状態が悪く、故障時利用料や違約金を含めて返却メリットを確認したい |
| 今後の利用 | 新しい機種へ変更したい、手元の端末が不要 | 性能や容量に不満がなく、同じ端末を長く使いたい |
| 支払い | 残価の支払いを抑え、返却条件と手続きを受け入れられる | 返却準備や査定の不確実性より、残りの分割支払いを優先したい |
返却しない場合は残価を含む支払いが続くため、毎月の支払いだけでなく、残りの支払回数と総額を確認してください。返却する場合は、免除される金額だけでなく、プログラム利用料や故障時利用料が発生する可能性も合わせて考えます。
よくある質問
23か月目を過ぎたら返却できませんか?
24か月目から46か月目でも、利用申込みをして端末を返却できます。返却した翌月以降の再分割支払金が不要になる扱いです。ただし、申込み後の返却期限や査定条件があるため、いつでも無条件に残価が免除されるわけではありません。
返却しないとすぐ一括請求されますか?
返却しないだけで、残価が直ちに一括請求されるという案内ではありません。残価を24分割した再分割支払金を、24回目以降の支払いとして続けます。一括精算を希望する場合は、ドコモショップやd gardenなどで手続きできると案内されています。
ドコモを解約した後でも返却できますか?
ドコモの回線契約がなくても、条件を満たせばプログラムに加入・利用できる案内があります。解約後の契約状態や支払い方法は個別に確認が必要なので、My docomoやドコモの窓口で自分の契約を確認してください。
返却前にデータを消去できない場合はどうなりますか?
返却を受け付けてもらえない場合があります。新しい端末へのデータ移行、各種アカウントのサインアウト、決済サービスの手続き、端末の初期化を済ませてから返却してください。操作が不安な場合は、初期化する前に必要なデータが残っていないか確認しましょう。
まとめ:返却しない場合は残価を払い、端末を使い続ける
ドコモのカエドキプログラムで端末を返却しない場合、返却必須ではないため違約金が自動的に発生するわけではありません。一方で、プログラムの特典は使えず、残価を24分割した再分割支払金を支払い、支払回数は47回になります。
返却するなら、利用申込みをしてからデータ移行・初期化・ロック解除を行い、郵送期限や査定条件を守ることが重要です。端末を手元に残したいのか、残価の支払いを抑えて機種変更したいのかを決め、My docomoに表示される残りの支払額とドコモ公式の最新条件を確認して選びましょう。
参考にしたドコモ公式情報
- いつでもカエドキプログラム加入後に必ず機種を返却する必要がありますか?
- いつでもカエドキプログラム/いつでもカエドキプログラム(プラス対象機種)について
- いつでもカエドキプログラムなどを利用し機種を返却したい
- いつでもカエドキプログラムなどを利用し返却する際の注意事項を知りたい
プログラムの対象機種、利用料、返却期限、査定基準は変更される場合があります。申込み前にドコモの公式案内とMy docomoの契約内容を確認してください。



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