
スマートウォッチは、スマートフォンと連携して様々な機能を提供する便利なデバイスです。しかし、スマートウォッチとスマートフォンの接続には、無線通信規格の一つであるブルートゥースが必要です。
ブルートゥースは、電池の消費に影響するというイメージがありますが、実際にはどうなのでしょうか?スマートウォッチを使うとき、ブルートゥースを常にオンにしておくべきなのでしょうか?
それとも、オフにしておいたほうがいいのでしょうか?この記事では、スマートウォッチとブルートゥースの関係について、詳しく解説します。
スマートウォッチを使うとき、なぜブルートゥースをオンにするのか
スマートウォッチは、単体でも時計や歩数計として使えますが、スマートフォンと連携することで、さらに多くの機能を利用できます。
スマートフォンに届いた通知や着信をスマートウォッチで確認できたり、スマートフォンの音楽やカメラをスマートウォッチで操作できたり、スマートフォンに保存されたデータをスマートウォッチで閲覧できたりします。
また、スマートウォッチには、スマートフォンにはないセンサーや機能が搭載されている場合もあります。例えば、心拍数や血圧、酸素飽和度などの健康データを測定したり、GPSやNFCなどの機能を使ったりできます。
これらの機能を使うには、スマートウォッチとスマートフォンの間でデータのやり取りが必要です。そのために、ブルートゥースをオンにする必要があります。
ブルートゥースは、対応した機器同士をケーブルなどを使わずにデータのやり取りができる無線通信規格です。スマートウォッチとスマートフォンの通信には、低消費電力の「ブルートゥース LE(BLE)」が使用されます。
BLEの待機電力はごくわずかなので、常時オンにしていてもバッテリーの減りを気にする必要はありません。
ブルートゥースをオフにするとできなくなること
ブルートゥースをオンにしておくと、スマートウォッチとスマートフォンの連携がスムーズになります。しかし、ブルートゥースをオフにすると、スマートウォッチとスマートフォンの連携ができなくなります。
スマートフォンに届いた通知や着信をスマートウォッチで確認できなくなったり、スマートフォンの音楽やカメラをスマートウォッチで操作できなくなったり、スマートフォンに保存されたデータをスマートウォッチで閲覧できなくなったりします。
これらは、スマートウォッチの利便性や機能性を大きく損なってしまいますね。スマートウォッチをフルに活用するには、ブルートゥースをオフにしないことが望ましいです。
ブルートゥースをオフにしてもできること
ブルートゥースをオフにしてしまうと、スマートウォッチとスマートフォンの連携ができなくなりますが、それでもスマートウォッチ単体でできることはあります。
時計や計測器として使えたり、GPSやNFCなどの機能を使えたりします。時刻や日付、アラーム、タイマー、ストップウォッチなどの時計としての基本機能は、ブルートゥースとは関係なく使えます。
またその際、歩数や心拍数、睡眠などの健康データや、高度や気圧、方位などの環境データは、スマートウォッチの内部メモリに保存されます。
ブルートゥースがオフになっていても、スマートウォッチでこれらのデータを確認することができます。ただし、ブルートゥースがオンになるまではスマートフォンには同期されません。
GPSやNFCなどの機能は、スマートウォッチに搭載されている場合に限り使えます。GPSは、位置情報を取得するために衛星と通信し、NFCは、非接触型の決済や認証などに使われます。
これらの機能は、ブルートゥースとは別の通信規格で動作するので、ブルートゥースがオフになっていても、スマートウォッチでこれらの機能を使うことができます。
スマートフォンと接続しなくても使えるスマートウォッチがある
また、そもそもスマートフォンとは接続せず、単体でSNSや電話なども含めて通信ができるスマートウォッチがあります。
単体で使えるスマートウォッチについては、別の記事にしてるので、興味があれば参考にしてみてください。
まとめ
スマートウォッチは、ブルートゥースをオンにすることで、スマートフォンと連携して様々な機能を利用できますが、ブルートゥースをオフにすると、スマートウォッチとスマートフォンの連携ができなくなります。
スマートウォッチをフルに活用するには、ブルートゥースをオンにしておくことが望ましいです。しかし、ブルートゥースをオフにしても、スマートウォッチ単体でできることはあります。時計や計測器として使えたり、GPSやNFCなどの機能を使えたりします。
スマートウォッチとブルートゥースの関係を理解して、自分のニーズに合わせてうまく使い分けましょう!




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