

よく見るとスマホ画面に傷がある。
磨けば取れるのかな?
そういえば、掃除用に買ったピカールがあったはず。

ちょっと待ってください。
ピカールでガラスを磨こうとしていませんか?
今では生活に欠かせない存在となった、スマートフォン。
スマホと連携できる、スマートウォッチのようなデバイスも普及してきました。
スマートフォンなどのデバイスは毎日のように持ち歩いて使用するもの。
そのため、どれだけ気をつけていても、落としたりぶつけたりしてしまうことがありますね。
画面が割れていなくても、小さな傷が入ってしまうことがよくあります。
傷が入っていると、光が反射して見づらかったり、指が引っかかって操作性が落ちたりして使いにくいことも。
ガラスの表面についた小さな傷であれば、磨くことできれいになりそうですよね。
しかし、誤った方法で画面を磨くと、さらに傷を増やしてしまうかもしれません。
特に、身近な研磨剤である「ピカール」を使って、スマートウォッチやスマホ画面を磨こうとしている方が多いようです。
ということで今回は、「ピカール」を使ってスマホ画面を磨いてはいけないのかについて、
理由も合わせて解説していきます。
ピカール金属磨について
最初にピカールについて、少しだけ確認しておきましょう。
ピカールは、日本磨料工業が製造・販売している、金属磨き剤です。
お手頃な価格なので、すでにお持ちの方も多いはず。
台所周りや自転車など、金属の汚れを簡単に落とすことができるのが良いところですね。
ピカールには研磨剤が入っており、汚れを削り落とすことでキレイにしています。
そのため「使用により金属が摩耗する」のでメッキ等には注意するように、との記載があります。
私も以前、メッキと知らずにピカールを使ったら、表面が剥げてしまったことがありました。
(Amazonだと近所のホームセンターより安かったです。。)
ピカールでスマホ画面を磨いてはいけない理由
さっそく結論ですが、ピカールでスマホの画面を磨くことはおすすめできません。
その理由は、
ガラスを磨くことが考慮されていないためです。
ピカールが対象としているのは、以下のような用途。
ドアノブ、金属食器、金属仏具、アルミ、ステンレス、家庭用金物、真ちゅう、銅及びゴルフクラブ、自動車バイク等の金属部分
日本磨料工業HP
公式サイトの解説でも、ガラスは使用の対象に入っていませんね。
表面を磨いてキレイにするという点では、金属もスマホ画面のガラスも同じ。
ではなぜガラスは対象ではないのでしょうか?
その理由は、以下の2つ。
- 金属用の研磨剤の粒がガラスには大きすぎる
- ガラスは専用の特殊な研磨剤が必要
ピカールには研磨剤が入っていますが、一つ一つの粒が大きく、ガラスに使うと擦り傷ができてしまう場合も。
ガラス専用の研磨剤を砂とすると、ピカールは砂利のようなもの。(あくまでもイメージですが)
傷を削るという意味ではガラスにも使えますが、更に細かな傷がついてしまう可能性があります。
2つ目の理由ですが、ガラスを研磨するのであれば対応した研磨剤が必要です。
実は、ガラスと化学反応が起きる特殊な素材があり、
その素材を用いた研磨剤が、ガラス専用品として販売されています。
なのでガラスの研磨には、失敗してしまう可能性が低い、専用品を使うのがおすすめ。
おすすめのガラス専用研磨剤
最後に、ガラスの研磨用としておすすめの製品を紹介します。
私もスマホ画面などを磨くのに使っているのが、
「ヤナセ / ガラセリウム」という研磨剤。
Amazonのレビューを見てもわかりますが、ガラス専用研磨剤のなかでもトップクラスの人気商品ですね。
スマホ画面を磨く用途で使用している人も多く、しっかりと傷をキレイにすることができます。
車のガラスや、IHクッキングヒーターの上面ガラスの焦げ落としなどにも使用することが可能。
金属用にはピカールを、ガラス用にはガラセリウムを1つ持っておくと重宝しますよ!
まとめ
スマートウォッチやスマホ画面を磨くときにピカールがNGな理由について、解説しました。
傷などは自分でメンテナンスして、長く使っていきたいですよね。
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