
watchOS 10.6.2は、Apple Watchの見た目や操作を大きく変えるアップデートではありません。Appleの案内では、iMessage、FaceTime、デバイスのアクティベーションなどに必要な証明書の有効期限を延長し、2027年1月以降も使えるようにする更新と説明されています。
対象として確認したいのは、Apple Watch Series 4、Series 5、Apple Watch SE(第1世代)です。対応機種を使っている場合は、Apple Watchアプリのソフトウェアアップデートに表示される内容を確認してから更新しましょう。
watchOS 10.6.2の変更点は証明書の有効期限延長
watchOS 10.6.2の主な変更点は、Apple Watch内の証明書に関する対応です。Apple公式サポートによると、iMessage、FaceTime、デバイスのアクティベーションなどに必要な証明書の有効期限が延長され、2027年1月以降も利用できるようになります。
そのため、watchOS 10.6.2をインストールしても、新しい文字盤や大きな操作変更が追加されるタイプの更新ではありません。対象となる旧モデルを今後も使い続けるための、保守的な意味合いが強いアップデートです。
Appleのセキュリティリリース一覧では、watchOS 10.6.2について公開CVEエントリがないと案内されています。セキュリティ修正の件数を理由に判断するのではなく、証明書の有効期限延長という目的で確認するのがポイントです。
watchOS 10.6.2の対応機種
Appleのセキュリティリリース一覧で、watchOS 10.6.2の対象として記載されているモデルは次のとおりです。SEについては、watchOS 11の対象外となった第1世代を指します。
| モデル | watchOS 10.6.2 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| Apple Watch Series 4 | 対象 | GPSモデル、GPS + Cellularモデルを含む |
| Apple Watch Series 5 | 対象 | Series 5の各モデルが対象 |
| Apple Watch SE(第1世代) | 対象 | 2020年発売の初代SE |
Series 6以降やApple Watch SE(第2世代)は、watchOS 10.6.2ではなく別のwatchOS系列を確認します。Appleのセキュリティリリース一覧では、これらの世代向けにwatchOS 11以降の更新が別に案内されています。
同じ世代でも、現在のwatchOSやペアリングしているiPhoneの状態によって表示される更新が異なる場合があります。モデル名が分からないときは、iPhoneのApple Watchアプリから「一般」→「情報」を開いて確認してください。
アップデートするべき人と確認したいこと
Series 4・Series 5・初代SEを使い続ける人
対応機種を使い続ける予定で、ソフトウェアアップデートにwatchOS 10.6.2が表示されるなら、適用を検討しましょう。新機能を追加するためではなく、証明書に関係する機能を将来も使える状態に保つための更新です。
特に、iMessageやFaceTimeをApple Watchで使っている人、機種変更や初期化後にデバイスをアクティベーションする可能性がある人は、後回しにせず更新画面を確認しておくと安心です。
新しい機能を期待している人
watchOS 10.6.2で大きな新機能が追加されるわけではありません。新しい文字盤や健康機能を目的にしている場合は、対応するApple WatchとwatchOSの組み合わせを別に確認してください。watchOS 10.6.2は、対象モデルの利用を継続するための更新として考えると分かりやすいでしょう。
watchOS 10.6.2へのアップデート方法
Apple公式の手順では、iPhoneのApple Watchアプリからアップデートを確認できます。更新前に次の条件をそろえます。
- iPhoneを最新バージョンのiOSへ更新する
- Apple Watchを50%以上充電する
- iPhoneをWi-Fiへ接続する
- アップデートが終わるまで、iPhoneをApple Watchの近くに置く
- Apple Watchを充電器に載せたままにする
iPhoneから更新する手順
- iPhoneで「Apple Watch」アプリを開く
- 「マイウォッチ」タブから「一般」→「ソフトウェアアップデート」の順に進む
- watchOS 10.6.2が表示されたら「ダウンロードとインストール」をタップする
- パスコードを求められた場合は入力する
- 完了するまでApple Watchを充電器に載せ、iPhoneやApple Watchを再起動しない
アップデートには数分から1時間ほどかかる場合があります。進行中にApple Watchアプリを終了したり、デバイスを再起動したりすると、更新が中断されるおそれがあるため、そのまま待ちます。
更新が表示されないとき
まずApple Watchのモデル名と現在のwatchOSを確認し、iPhoneのiOS、Wi-Fi、バッテリー残量を見直します。対象機種であっても、Apple Watchが充電器に載っていない、iPhoneが近くにない、空き容量が不足しているといった条件で始まらないことがあります。
再起動や空き容量の確認をしても進まない場合は、Apple公式サポートの更新トラブル対処を確認してください。表示される更新がwatchOS 10.6.2ではない場合は、無理にバージョン名を合わせず、Apple Watchアプリが案内する対応版を優先します。
まとめ
watchOS 10.6.2の変更点は、iMessage、FaceTime、デバイスのアクティベーションなどに必要な証明書の有効期限を延長することです。新機能の追加を目的にした更新ではなく、対応する旧モデルを継続利用するための保守アップデートといえます。
Appleのセキュリティリリース一覧で対象とされているのは、Apple Watch Series 4、Series 5、Apple Watch SE(第1世代)です。対象機種でwatchOS 10.6.2が表示されたら、Apple Watchを50%以上充電し、iPhoneをWi-Fiへ接続して更新しましょう。
詳しい変更内容はApple公式のwatchOS 10アップデート情報、対象機種と公開日はAppleのセキュリティリリース一覧、更新手順はApple Watchをアップデートする公式サポートで確認できます。


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