
Apple WatchのAppleCare+は、落下や液体接触などの偶発的な損傷、バッテリーの劣化、故障時のサポートに備えるための有料プランです。結論からいうと、修理費の急な負担を避けたい人や、Apple Watchを長く使う人には加入を検討する価値があります。一方、盗難・紛失まで補償したい場合は、標準のAppleCare+とは別に「AppleCare+盗難・紛失プラン」を選ぶ必要があります。
この記事では、2026年8月26日に確認した日本向けのApple公式情報をもとに、加入料金の考え方、サービス料、補償内容、加入前に確認したい条件を整理します。料金や選べるプランは変更される可能性があるため、最後は購入画面とプラン確認書の表示を確認してください。
Apple WatchのAppleCare+は必要?先に結論
AppleCare+の必要性は、Apple Watchの価格やモデルだけでなく、壊れたときの費用を一度に負担できるか、落下や水濡れの可能性をどの程度気にするかで決まります。次のように考えると判断しやすくなります。
- 加入を前向きに考えたい人:日常的に身に着けて使い、落下・液体接触などの損傷に備えたい人、修理費の急な支出を避けたい人
- 盗難・紛失も心配な人:標準のAppleCare+ではなく、AppleCare+盗難・紛失プランの補償内容を確認したい人
- 加入しない選択も比較したい人:故障時の費用を自分で用意でき、加入料を毎月または毎年支払うことを優先しない人
AppleCare+は、加入料を払えばすべての修理が無料になる制度ではありません。プランの加入料に加えて、対象となる損傷の修理・交換ではサービス料がかかるため、両方を合わせた総額で考えるのがポイントです。
AppleCare+で受けられる補償内容
Apple Watch向けAppleCare+には、メーカー保証に追加されるハードウェアサービスと、過失や事故による損傷へのサービスがあります。主な内容は次のとおりです。
| 補償・サービス | 内容 |
|---|---|
| 製造上の不具合 | プラン期間中の材質・製造上の不具合に対する修理または交換 |
| バッテリー | バッテリー容量が本来の仕様の80%未満になった場合のハードウェアサービス |
| 過失や事故による損傷 | 落下や液体接触など、機能に影響する偶発的な損傷への修理・交換。サービス料が必要 |
| テクニカルサポート | 対象機器やApple製ソフトウェアなどに関する優先サポート |
Apple公式の規約では、プランが有効な期間中、過失や事故による損傷のサービスイベントを利用回数の制限なく受けられるとされています。ただし、損傷が機能に影響しない外観上の傷や、通常の消耗、故意・乱用による損傷などは対象外です。実際に修理を申し込むときは、症状と規約の対象条件をAppleまたは正規サービスプロバイダで確認してください。
Apple製品限定保証は、購入日から1年間の製造上の問題が対象ですが、過失や事故による損傷や通常のバッテリー劣化は対象外です。AppleCare+は、この標準保証で足りない部分を追加する位置付けです。
AppleCare+の料金:加入料と修理時のサービス料
AppleCare+の料金は、Apple Watchのモデル、選ぶプラン、固定期間・月払い・年払いなどの選択肢で変わります。加入時に表示される金額が対象モデルの価格なので、古い記事にある一律の料金だけで決めないようにしましょう。
一方、修理や交換を利用する際のサービス料は、2026年7月22日購入分からの日本向けApple公式規約で、Apple Watchの区分ごとに次のように示されています。
| 利用するサービス | サービス料(税込) | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 偶発的な損傷:Apple Watch | 9,200円 | Ultra・Hermès・Editionを除く区分 |
| 偶発的な損傷:Ultra・Hermèsなど | 10,700円 | Apple Watch Ultra、Edition、Hermès、Hermès Ultra |
| 盗難・紛失:全モデル | 10,700円 | AppleCare+盗難・紛失プランのみ。12か月間に2回まで |
| バッテリー | 追加料金なし | 容量が本来の仕様の80%未満など、規約の条件を満たす場合 |
ここで示したのは、AppleCare+の加入料ではなく、サービスを利用するたびにかかる料金です。たとえば、加入料が安く見えても、損傷時のサービス料が別に必要になる場合があります。Apple公式のAppleCare+ Apple Watchページで、購入するモデルとプランの月払い・年払いを確認してください。
AppleCare+に入るべき人・いらない人
加入を検討しやすい人
Apple Watchを毎日身に着け、スポーツや屋外活動などで落下・液体接触の可能性がある人は、偶発的な損傷への備えを重視しやすいでしょう。AppleCare+の有効期間中は、対象となる損傷に対して回数制限なしのサービスを利用できるため、修理費が大きくなりやすいモデルほど、急な支出を避ける目的で検討できます。
また、Apple Watchが生活や仕事に欠かせず、故障時にAppleの優先サポートやエクスプレス交換サービスを使いたい人にも向きます。元が取れるかを断定するのではなく、加入料とサービス料を払ってでも故障時の選択肢を確保したいかで判断してください。
加入しない選択も比較したい人
落下や水濡れの可能性が低く、故障したときに修理費または買い替え費用を自分で用意できる人は、AppleCare+に加入しない選択も比較できます。数か月だけ使う予定の場合や、次のモデルへの買い替えが近い場合も、加入期間と支払総額を確認してから決めるとよいでしょう。
ただし、未加入のApple Watchで発生した損傷は、通常の製品限定保証の対象にならない可能性があります。加入しないと決める場合も、Apple公式の修理見積もりと、モデルの買い替え価格を基準にしておくと、万一のときに慌てにくくなります。
AppleCare+とAppleCare+盗難・紛失プランの違い
AppleCare+とAppleCare+盗難・紛失プランは、名前が似ていますが、盗難・紛失への対応が大きく異なります。
| 項目 | AppleCare+ | AppleCare+盗難・紛失プラン |
|---|---|---|
| 落下・液体接触などの損傷 | 対象。サービス料が必要 | 対象。サービス料が必要 |
| バッテリー | 条件を満たせば追加料金なし | 条件を満たせば追加料金なし |
| 盗難・紛失 | 対象外 | 12か月間に2回まで。1回ごとに10,700円 |
| 「探す」の要件 | 盗難・紛失補償はない | 発生時から請求手続き完了まで有効にする |
Appleは2026年7月22日、日本でApple Watch向けの盗難・紛失補償を拡大しました。盗難・紛失プランでは、Apple Watchを紛失したり盗まれたりした場合に、12か月間で2回まで交換の対象になります。補償を使うには、対象デバイスで「探す」が有効になっていることが必要です。
Apple Watchの場合、ペアリングしているiPhoneの「探す」を有効にし、Watchアプリで対象のApple WatchがApple Accountに関連付けられていることを確認します。盗難・紛失時は、請求が完全に承認されるまでApple AccountからApple Watchを削除しないことも重要です。詳しくはApple Watchの盗難・紛失に対するAppleCareの保証を確認してください。
加入前に確認したい5つのポイント
- 加入期限:日本では、AppleCare+とAppleCare+盗難・紛失プランを新しいApple製品の購入時、または購入後30日以内に追加できます。購入日が分かるレシートと、購入画面に表示される期限を確認しましょう。
- プランの種類:落下・液体接触への備えだけならAppleCare+、盗難・紛失も重視するなら盗難・紛失プランを候補にします。両者は加入料と補償条件が異なるため、名称だけで判断しないことが大切です。
- 総額:加入料に加えて、損傷や盗難・紛失で利用する際のサービス料がかかります。月払い・年払いは自動更新の条件があるため、何か月・何年使う予定かも含めて計算します。
- 対象外条件:通常の経年劣化、機能に影響しない外観上の傷、故意・乱用による損傷、非正規修理などは対象外になる場合があります。補償されると思い込まず、規約の対象外を先に確認してください。
- 「探す」とアカウント:盗難・紛失プランを選ぶ場合は、Apple WatchとiPhoneのペアリング、「探す」の有効化、Apple Accountとの関連付けを確認します。設定が無効だと、盗難・紛失補償を受けられない可能性があります。
Apple Watch本体もこれから購入する場合は、ケースサイズ、GPSかGPS + Cellularか、バンド、販売元をそろえて本体価格を比較しましょう。AppleCare+の料金と加入可否は、本体の販売ページに表示される条件と一致しない場合があるため、別画面で再確認します。
日常の通知や健康管理を中心に、標準モデルの構成を確認して購入したい場合は、次の商品を比較候補にできます。価格、在庫、販売元、保証、AppleCare+の加入可否は購入時点で確認してください。
AppleCare+の加入方法と保証状況の確認
AppleCare+は、Apple公式のオンラインストアやApple Store、Apple製品取扱店などで、対象製品の購入時に追加できます。購入後に追加する場合は、購入日から30日以内に、Appleの保証オプション確認ページで対象可否と料金を確認します。
購入後は、Appleから届くプラン確認書や領収書を保管し、対象デバイス、プラン名、開始日、終了日、更新条件を確認してください。Appleの規約では、月払い・年払いは解約しない限り自動更新される扱いがあるため、継続する期間を決めておくことも大切です。
故障や損傷が起きた場合は、AppleによるApple Watchのサービスと修理で修理オプションや保証状況を確認します。盗難・紛失の場合は、先に「探す」で紛失としてマークし、請求の承認が完了するまでデバイスをApple Accountから削除しないようにします。
まとめ:AppleCare+はリスクと料金を分けて判断する
Apple WatchのAppleCare+は、落下や液体接触などの偶発的な損傷、バッテリーの劣化、故障時のサポートに備えるためのプランです。加入料はモデル・プラン・契約期間で変わり、損傷時には9,200円からのサービス料がかかります。Ultra・Hermèsなどの損傷時は10,700円、盗難・紛失プランの盗難・紛失時も10,700円です。
標準のAppleCare+は盗難・紛失を補償しないため、そこまで備えたい人はAppleCare+盗難・紛失プランを選びます。日本での加入期限は購入時または購入後30日以内。加入前に、プランの種類、加入料、サービス料、対象外条件、「探す」の設定を確認し、自分が必要とする安心に見合うかで判断してください。
参考:AppleCare+ Apple Watchの公式案内/Apple製デバイスのAppleCare保証を購入する/AppleCare+の日本向けプラン変更に関するApple発表













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