
auのiPhone下取りランクは、端末の状態に応じてA・B・C・Dの4段階で判定されます。Aランクが最も状態がよく、B、Cと傷や不具合が増えるほど下取り価格は下がり、Dランクは破損品として大きく減額される傾向があります。
ただし、すべての故障がDランクになるわけではありません。電源が入らない、充電できない、初期化されていない、水濡れ反応があるといった端末は、ランク判定以前に下取り不可となる場合があります。この記事では、au公式の基準をもとにランクの違い、減額を防ぐ確認方法、申し込み前の準備を整理します。
auのiPhone下取りランクはA〜Dの4段階
au公式のiPhone下取りでは、液晶・側面・背面の傷や汚損、機能の状態を確認し、A〜Dのランクに分けます。下取り価格はランクだけで決まらず、iPhoneの機種・容量、機種変更か乗りかえか、申し込み時期によっても変わります。
| ランク | au公式の目安 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| Aランク | 液晶・側面・背面の傷や汚損がほぼなく、全機能が正常に動作する新品同様の状態 | 目立つ傷がないか、カメラ・ボタン・タッチ操作・充電などが正常か |
| Bランク | 液晶・側面・背面に小さな傷や擦れがあるものの、全機能が正常に動作する状態 | 小傷や擦れの場所を確認し、機能不良がないかを切り分ける |
| Cランク | 液晶・側面・背面に2つ以上の傷や汚損がある、または一部の機能に不具合がある状態 | 傷の数だけでなく、スピーカー、マイク、カメラ、ボタンなどの不具合も確認する |
| Dランク | 液晶・側面・背面にひび割れや破損がある、または複数の機能に不具合がある状態 | 画面割れや筐体の破損があっても、下取り不可の条件に当たらないかを別に確認する |
上の定義は査定の目安です。実際の判定は端末を確認した結果で決まり、オンラインの自己申告や写真だけでランクが確定するとは限りません。最新の対象機種と還元額は、申し込み時点でau公式のiPhone下取り価格を確認してください。
A・B・C・Dランクの査定基準と傷の見られ方
ランク判定では、画面だけでなく側面や背面も確認されます。「画面が映るから高ランク」とは限らず、筐体の傷、カメラレンズ、ボタンや充電端子などを含めて状態を見ます。
Aランクは新品同様に近く全機能が正常な状態
Aランクは、液晶・側面・背面の傷や汚損がほぼなく、すべての機能が正常に動作する状態です。未使用品だけを指すわけではありませんが、日常使用による目立つ擦れや機能不良がないことが前提になります。
Bランクは小さな傷や擦れがある状態
Bランクは小さな傷や擦れがあっても、全機能が正常に動作する状態です。ケースを外したときに初めて見える側面の擦れや、背面の細かな使用感も確認対象になります。傷の有無だけでなく、タッチ操作やカメラ、通話、充電などの動作も確認しておきましょう。
Cランクは傷が複数ある、または一部機能に不具合がある状態
Cランクは、液晶・側面・背面に2つ以上の傷や汚損がある場合、または一部の機能に不具合がある場合の目安です。たとえば外観が比較的きれいでも、カメラのピント、スピーカー、マイク、ボタン、充電などに不具合があれば、AやBとは別の判定になる可能性があります。
Dランクはひび割れや破損、複数の機能不良がある状態
Dランクは、液晶・側面・背面のひび割れや破損、複数の機能不良がある状態です。auの査定基準では、指の腹に引っ掛かりを感じる傷、画面割れ、筐体の欠け、画面の黒いシミやバーコード状の不具合、フレームの歪み、カメラレンズ割れなどが破損品の例として示されています。
破損品にはiPhoneのDランク価格が適用されますが、破損の程度や別の条件によっては下取り不可です。Dランクと下取り不可を混同しないことが大切です。
Dランクと下取り不可はどう違う?
Dランクは「破損や複数の不具合があるが、下取りの対象として査定される状態」です。一方、下取り不可は、査定に進むための基本条件を満たしていない状態を指します。au公式には、次のような下取りできない例が挙げられています。
- 電源が入らない
- 充電しても充電ランプが点灯しない、または充電できない
- 暗証番号ロックの解除とオールリセットが実施されていない
- 水濡れシールに反応がある
- 製造番号を確認できない、または改造などでメーカー保証外になっている
- 基盤が見えている、または液晶面全体が蜘蛛の巣状に割れている
さらに、他社からの乗りかえでは、契約者が端末の所有権を持っていない場合や、不正契約・不正取得によるネットワーク利用制限がある場合も対象外です。自分の端末に当てはまるか分からないときは、申し込み前にauへ確認してください。
iPhoneの下取りで減額を防ぐ5つのポイント
1. 引き渡しまで傷や水濡れを増やさない
査定前にケースを外して状態を確認したら、引き渡すまで端末を裸で持ち歩かないようにします。画面割れや側面の欠けを広げないため、移動時は端末を保護できるケースなどに入れて保管し、水回りや高温多湿の場所を避けましょう。現在の状態を写真で残しておくと、発送前の確認にも役立ちます。
2. モデル・容量・状態を正確にそろえる
下取り価格を確認するときは、iPhoneのシリーズだけでなく、容量や手続き区分もそろえます。状態については、画面だけでなく側面・背面、カメラ、ボタン、スピーカー、マイク、充電の状態を順番に確認し、傷や不具合を隠さず申告します。公式の価格表に表示された上限や目安と、実物確認後の判定は同じとは限りません。
3. 研磨剤や強い薬剤で傷を消そうとしない
汚れを落とす場合は、ケーブルを外して電源を切り、糸くずの出ない柔らかい布で表面をやさしく拭く程度にします。Appleは、研磨剤や家庭用洗剤、エアダスター、スプレー式の液体クリーナーなどを使わないよう案内しています。傷を隠そうとして磨くと、表面のコーティングを傷めたり、新しい傷を付けたりするおそれがあります。
4. 修理する前に費用とランク差を比べる
画面割れやバッテリー交換をすれば必ず高ランクになる、とは言い切れません。修理費用、修理後の部品状態、下取り価格の差を確認し、修理しない場合のDランク価格と比較して判断します。非正規修理や純正ではない部品が使われている場合は、査定条件に影響する可能性があるため、修理歴と部品の情報を正確に伝えましょう。
5. 価格と条件は申し込み直前に確認する
auの下取り対象機種と還元額は時期によって変わります。公式ページで価格を確認した後も、申し込み方法、機種変更・乗りかえの条件、郵送期限、ポイント還元のタイミングを確認してから端末を初期化します。下取り価格の確認日と、表示された機種・容量・ランクをメモしておくと、申し込み時の見直しがしやすくなります。
下取り前にやることチェックリスト
下取り前の準備は、査定額だけでなく個人情報を守るためにも必要です。次の順番で進めると、初期化後に必要なデータを失いにくくなります。
- バックアップを作成する:写真、連絡先、メッセージ、認証アプリなどを新しい端末やiCloudへ移します。
- 必要なサービスを引き継ぐ:Apple Watchのペアリング、電子マネー、交通系IC、認証アプリなどを確認します。
- Apple Accountからサインアウトする:iCloudなどのアカウント情報を確認し、「探す」とアクティベーションロックが解除される状態にします。
- すべてのコンテンツと設定を消去する:初期化後に個人情報が残っていないことを確認します。ロック画面やホーム画面ではなく、初期設定の開始画面になっているかを確認しましょう。
- SIMカードと付属品を外す:auは下取り受付後にアクセサリーや付属品を返却できないと案内しているため、送るものを分けて確認します。
- 発送条件を確認する:郵送下取りでは回収キットの案内に従い、キット到着後8日以内に返送します。
スマホ用電子証明書を利用している場合は、auの案内に従い、初期化前にマイナポータル側の失効手続きを確認してください。Apple公式のiPhoneを売却・譲渡・下取りに出す前の手順もあわせて確認すると、バックアップや消去の漏れを防げます。
auのiPhone下取りランクに関するよくある質問
小さな傷が1つあるとCランクになりますか?
小さな傷が1つあるだけでCランクと決まるわけではありません。au公式の目安では、小さな傷や擦れがあり、全機能が正常ならBランクです。Cランクは液晶・側面・背面に2つ以上の傷や汚損がある場合、または一部の機能に不具合がある場合です。最終判定は端末の状態確認後になります。
画面が割れているiPhoneは必ず下取り不可ですか?
画面割れは破損品としてDランク価格が適用される例に含まれますが、基盤が見える、液晶面全体が蜘蛛の巣状に割れているなど、下取り不可の条件に当たる場合があります。割れの範囲や電源・タッチ操作などを自己判断で決めつけず、auの最新条件を確認してください。
ケースや保護フィルムを付けたまま査定できますか?
ケースや保護フィルムで本体の状態が見えにくいままでは、正確な確認ができません。査定や発送の前に外して、液晶・側面・背面を確認します。外したケースやフィルムは下取り品に同梱せず、必要なものを手元に残しておきましょう。
auの郵送下取りはいつまでに返送しますか?
au公式の個人向け郵送下取りでは、回収キット到着から8日以内に返送する案内です。申込時期や手続き内容によって条件が変わる可能性があるため、手元に届いたキットの案内と公式ページを確認してください。
下取り前に画面修理をしたほうが得ですか?
修理すれば必ず得になるとは限りません。修理費用がランク差を上回ることや、修理部品の情報が査定条件に影響することがあるため、修理前にA〜D各ランクの価格差と修理後の扱いを確認します。価格だけでなく、データ保護や修理の安全性も含めて判断しましょう。
まとめ:ランクと下取り不可の条件を分けて確認する
auのiPhone下取りランクは、Aが新品同様、Bが小さな傷や擦れ、Cが複数の傷や一部機能不良、Dがひび割れ・破損や複数の機能不良という4段階です。ランクが下がるほど還元額は下がりますが、電源・充電・初期化・水濡れ・製造番号などの条件を満たさない場合は、Dランクではなく下取り不可になることがあります。
申し込み前は、機種と容量を特定し、液晶・側面・背面と各機能を確認します。そのうえで、バックアップ、Apple Accountからのサインアウト、「探す」とアクティベーションロックの解除、初期化、SIMや付属品の取り外しを済ませ、申し込み時点のau公式価格表と郵送条件を確認してから端末を引き渡しましょう。



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